№3 釈尊、かっこええな!
「かっこええな!」
私の後を追いかけてきた男子生徒のひと言です。
高校二年生の授業で、『鍛冶屋の子チュンダの布施』の話をした後でした。
チュンダは、釈尊とお弟子の阿難尊者に心を込めてキノコ料理を布施したのでした。
ところが、料理の中に毒キノコが混じっていることに釈尊は気づかれました。
釈尊は、「この料理は私のような如来にしか口にできないものだから、阿難には別のものを出してください」と
チュンダにおっしゃられ、自らはキノコ料理の布施を受けられたのでした。